ヘイセイラヴァーズ

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モテたい!はすべての動機(Hey!Say!JUMPライブDVD『DEAR.』感想⑤)

 モテの秘密はギャップにあるか?

 ヘイセイジャンプはギャップのグループだ。それが今までのアイドルには感じなかった、よりリアルに近い感覚の原因(危険)。カリスマ性というよりリア恋性(超危険)。

 山田はクールな顔で優しく、知念はかわいい顔で男らしい。やぶはお兄さんのようでいて甘えたさん。高木はでかい図体してもふもふしているだけ。ひかは明るいようでいて繊細、ありおかはしっかり者のようでいて遅刻魔。いのおはゆるそうにみえて案外インテリ。けーとはもともと何を考えているのかわからないのでギャップもなにもなくすべての行動が新鮮。ゆうとは……ギャップないな、見たまんま。だからモテそうにはないな?そこがかわいい。

 そして性格のギャップと同じくらい声のギャップの有効かもです。高木のように見かけどおりのエロいい声(エロいのはとにかく世界中いつでもどこでも受ける)もいいけど、歌うとき限定のありおかの包み込まれるみたいなバネの利いた声とか、いのおの大事なとこで甘くひっくり返る声とか、意外で切なくて、よい。ぐっとくる。もう一度聞いて確かめたくなる。

 そー考えると顔のイメージと中身が違うことは興味を持ってもらうのに本当に有効かもしれない。

 多分リズムがくずれることが恋には不可欠。淡々とした普段のリズムが、急にぐらっとくずれるとき。普段のリズムに、ん?が入り込んでくるとき、ん?は、もう一度確かめたいに変わる。そうして生まれたもっと知りたいという興味は恋に変わる、かも。その最初のリズムをくずすのに、ギャップは大きいきっかけかも。これがジャンプから得たモテの秘密。

 ただ、ギャップがあるから気になってくるのか、最初から気になっているからギャップが目につくのか、そもそもギャップを知ってもらえるくらいまでお近づきになりたいとか、そのあたりは私にはまだまだまったくサンプル不足。ゆうとのこと言えん。モテ道は険しい。自分で確かめよう。家でジャンプのDVDばっかり見てないで。

 女の子よ、DVDを捨てよ、町に出よう。ジャニーズを捨てよ、町に出て恋をしよう。

 ……ムリムリムリムリ。びっくりした。ゴメンナサイ、言ってみただけです。ゴロが良かったのでつい。ジャンプの神様、怒らないで。めったに町に出ないからライブのチケットこっちに当ててください(←ピンチをチャンスに変えている図)。

 だいじょうぶ、ジャンプを見てきゃっきゃしているとき、あなたも私もきっとかわいい。ジャンプからモテの秘密を盗んで笑って、そしてとにかく怖がらないで。ビビらず日々のリズムを飛び越えよう。ヘイセイジャンプに勇気をもらって、高く高くジャンプして、そんな子は絶対にモテるんだ。