2018-06-13から1日間の記事一覧
村上春樹の小説を読むと思い出すのは、彼のことだ。 村上春樹を崇拝していた彼。出会ってすぐにそのことで意気投合して、しばらくの間とても親しい友だちだった。何度か一緒に飲みに行って、酔っぱらって彼の部屋に転がり込んで、だけどあまりにもなにもない…
手に入れたものはいつか必ず手放すときがくることを彼は知っていた。そして一度手放したものは少しずつ忘れていつか思い出さなくなるときがくるということを。 皮むき器がなくなっていることにショーが気が付いたのは、彼がマッシュポテト作りに取り掛かろう…