2018-10-01から1ヶ月間の記事一覧
課題図書:『石のまくらに』 ピクニックと連絡が来て思い出したのは、小さい頃よく読んだ「赤毛のアン」のこと。アンはある晴れた日、家の近くの花畑に親しい友達数人とピクニックにいく。お昼ご飯やお菓子を詰めたバスケットを持って。朝焼いたビスケットの…
課題図書:『ねじまき鳥クロニクル』 渋谷ヒカリエのクリスチャン・ディオールのお店でクミコの香水を嗅いだ。綺麗な売り子のお姉さんに優しく勧められたけれど、私にはまだとても似合わない、白い花の香り。 動物、血、政治、水。あんなにもいろいろなにお…
◎あるいは9人組アイドルに弱いだけかもしれないけれど 「sign感じて!signal見て!でも全然通じない! 目を合わせ そぶり見せても 全然反応ない!」 TWICEの「signal」を聴くと毎回泣きそうになるのはなぜだろう。それはきっと今までしてきた自分の片思いの…
私たちはいつでも、危険にさらされて生きている。一晩で人生は変わる。例えばそれは、推しのゴシップ。 推しを持つ者は幸せだ。見るだけで、考えるだけで幸せになれることがあるなんて絶対に生きやすい。だけどその生きやすさの代償に私たちはより多くのもの…
「マチュピチュの遺跡からバスで降りる時に、見送りの少年が雄叫びした声が動物みたいで、あんなものすごい声を、初めて聞いた。」 高山なおみ『諸国空想料理店』 「ねえ、夜の動物園ってどんなだか知ってる?」 冷たい海の底みたいなブルーの空気の明け方、…